キシミ





  薄暗く寒い部屋の中。ベッドの上。クラウドの唇を舐める。
  なぞる柔い感触の割れ目にぐっと舌先を突き込むと、その体がピンと強張った。
  口内を撫でながら服の裾から肌に手を滑らせる。クラウドが眉を顰めた。
「ザックス」
  ああまたか。
  これまで何度も聞いたこいつの抗議の声が俺を失望させる。
  またココで終わりかよ。
  初めは諦めで終わっていた感情がいつの間にか苛立ちに変わっていた。
「悪ィ」
  言いながら、いつまでだろうと思う。
  俺の手に余る欲望をお前が拒むのは。俺がこうしてお前の言葉に手を止めることが出来るのはいつまでだろう。
「ごめん、ザックス」
  謝るくらいならヤらせろよ。
  気まずそうなクラウドに悪態を吐いて引き裂きたい。
  苦情も抵抗も聞き入れずお前を壊すのはいつ?

  キシリ、ベッドが軋んだ。