空を映したような青い目が綺麗だと思った。
微笑む顔が優しそうだと思った。
――それがクラウド。
自分も田舎出身だと話す一般兵とは不思議と波長が合った。
普段所属している場所は違っても、例えば戦闘中、指示しなくても一歩下がった所から俺の妨げにならない
タイミングで援護してくれたり、
油断した俺に代わってモンスターにとどめを刺してくれたりと、一緒にいて凄くやりやすい奴だと感じた。
“役に立ったなら良かった”
礼を言った俺に、そんな控えめな言葉を返しながら嬉しそうな顔をしたクラウドを可愛いと思ったのが
最初かもしれない。
純粋な笑顔のこいつと、友達になりたい。
一緒にいて心地良いんだ。
寒地によく映える太陽みたいな金髪を見て、これからもいろんな話をしたいって思った。
ずっと一緒にいたいって。
会う度に強まっていったその気持ちの名前なんて分からない程、俺はクラウドが――好きだ。
あれからたくさんのことがあって、
クラウドの目は魔晄を浴びた蒼になり、虚ろなそれは何も映さなくなってしまった。
俺を映さない、優しさも、空も映さない目。
けど信じてる。
この空の下、
そんな無感情な目はやめて、
お前はまた映すんだ。
クラウドなら、必ず出来るよ。
ほら。
最後に見たのは綺麗な目と、そこに映った最期のオレ。
最後の一目。