背後から伸びた左手に薄色の胸の突起を、右手に自身を弄ばれてクラウドは声を上げた。
「……ぅ、」
「あんた、背後からに弱いよな」
湿りを帯びた金糸が張り付く首筋にスコールが吸い付くと、それすらも感じるのかぴくりと震え逃げる仕草をする。
彼がこのように良い反応を見せるのは、明らかにこの体位の時が多かった。
「……当たり前だろ……」
苦しそうな吐息を漏らしながらクラウドが答える。
そこには二つの意味が含まれていた。
一つは、戦士にとって背後を取られるということが状況によっては致命的になるということ。
視界の及ばない後ろから体を固定され好きなようにされれば本能的に恐怖や落ち着かなさを感じて
当然だ。クラウド程鋭敏な戦士なら尚更と思う。
もう一つはスコールのしていること。
クラウドの白い背には赤い印が点々と付いていて長い愛撫を物語っているうえ、その間ずっと
彼は感じる部分を弄られている。
いい加減何とかしろ、と濡れた声が呻いた。
「……クラウド」
クラウドの顎を掴み顔を横向かせスコールは塞ぐように口付けた。
すぐに離し突き放すように彼の体を前に倒すと、間も空けずその背に覆い被さる。
「っア!」
獣の姿勢で内部に突き入ってきた感触にクラウドが短く喘いだ。
この瞬間がスコールは堪らなく好きだった。
戦闘で負かすことの出来ない彼を屈服させる瞬間。
誰のものでもない彼に、信頼の証のように背後を許され命を預けられる優越。
そんな歪んだ想いと共に込み上げる掛け値無しの幸福。
「、動くぞ」
クラウドの猫のような背に乗り上げながらスコールは動いた。
体を抱いて逃げ場を無くし、緩やかな動きを激しく変えて。
「は、……スコー…ル……っ」
途切れ途切れの声が煽る獣の抱擁でスコールはクラウドを一晩中抱き続けた。